シルエット・イラストレーション


この絵は鉄道を利用する方なら、見覚えがあるはず。
かなり前から存在するものだと思われるのだが、
いまだに、JR新宿駅12番線ホームには現存している。



「線路に物を落とされた方は
 駅社員にお申し出下さい」
という記述が下に添えられている。
駅社員という言い回しも、どこか古めかしい。

ホームに駅員と女の子。彼らと「落としてしまった帽子」を結ぶ
細くて長い「拾い棒(正式名称不明)」
まず、この画面のバランスが秀逸じゃないだろうか。
余白の加減と
ホームに対し、およそ87度の角度で伸びる拾い棒(正式名称不明)。

さらに、これがシルエットだから、
情の部分にまで訴えかけてくる。

「あー、女の子よ。
 お気に入りの帽子を拾ってもらえて良かったね」と。
見る者の解釈次第では、それは発展し物語になっていく(ならないか??)

例えばコレに、目鼻が付き、カラフルな彩色が施されていたとしたら、
そこまでは思わないはず。

そんなことを踏まえて結論。
①「シルエット」恐るべし。
②案件にもよりけりだが、
 見る者のイマジネーションを喚起させる、寸止めの表現を心掛けよう。
そういえばiPodなんかもシルエットだな…。

 別バージョンのイラスト(例えば男の子だったり)を
 ご存じの方がいらしたら是非コメントを!!
 全国どこへでも撮影しに行きますとも。


Posted: 水 - 7月 7, 2004 at 01:41 午前